RE Model car Museum

1/43RE車ミニカーBLOG

'89 マツダ サバンナRX-7 アンフィニIII 高橋涼介仕様

一世を風靡した走り屋漫画、頭文字Dに登場する
赤城レッドサンズ、高橋涼介が駆るのが
サバンナRX-7FC3S)の限定車アンフィニIII。

マツダ サバンナRX-7 後期型 高橋涼介仕様 1/43 フジミ製

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アンフィニIIIはノーマルと比較して性能面では
ハイオク仕様となって10psアップの215ps、
リアシート撤去による軽量化、
ファイナルギア変更等、いわばメーカー純正の
ファインチューンが行われています。


この高橋涼介仕様はそこから
ライトチューンされていると思わます。
外観で判断できる部分では、

ミラー …雨宮 or TBOの最高速ミラー
マフラー…FEED、HKS等の一本出しマフラー
ホイール…SSRプロフェッサーSP1 or
     WORKマイスターS1

あたりに替えられているのが分かります。
シンプルでいかにもストリート仕様ですね。
街で見かけるFCも
これくらいのクルマが多い気がします。

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メーカーのフジミは
プラモデルでも頭文字D仕様を出していますが
ミニカーではあまり聞きません。

そのせいか全体のバランスは悪くないものの、
マフラーやホイール、
テールライトの造形が少し雑で、
フロントのマツダエンブレムの位置が
おかしかったりします。

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最近になってモデラーズからも
FCの高橋涼介仕様を出しているのですが
そちらはリトラを上げた状態です。

劇中での峠バトルは夜なこともあって
そちらの方がイメージ通りかも知れませんね。

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ところで、クルマ好きの先輩方(元ヤン)と
RX-7の話になったとき
先輩方の差すRX-7とはこのFCのことです。

彼らの青春時代の80年代後半。
R32GT-R登場以前には
日本車最速の一角だったFCのイメージは
それだけ強烈だったんですね。

しかし、そこに頭文字DのFCが話題に上がると
決まって多くは顔をしかめます。
理由は皆さんご想像の通りになります。

 

たしかにいわゆる走り屋は
70年代の暴走族をルーツとしますから
80年代にはまだその空気があったのでしょう。

ただ、90年代後半、私の学生時代には
既に走り屋にはヤンキーが少なかったのです。

今でいうリア充の夜遊びがクラブなら、
ある種のオタクの夜遊びが
ゲーセンと峠のギャラリーなのでした。

もっともこのオタク達の
排他的でストイックな部分は
古い走り屋に通じるところがあったので、
どこか親和性があったのかも知れません。

 

ですがそこから先、
特にアニメ方面からオタクの流入を助けたのは
頭文字Dであるのは確かでした。

この新旧2種類のオタクも
また話が噛み合いません。
前者はクルマ好き、走り好きが高じて
エンスー方面に入っていくオタクなので、
ヤンキーと同じように
後者の種類のオタクを良く思っていないのです。

 

同じクルマが好きでもオーナーの色が
ここまで違うクルマも珍しいです。
良く言えば層の幅が広く、
悪く言えばその分まとまりにくい。

これがFDになると
ヤンキーのオーナーは少なく
また違った様相になるのですが……

 

ちなみに私がどのあたりの人間かはさておき、
頭文字D結構好きです。当時は良く読みました。

第一部は展開的にも漫画として面白いので、
毛嫌いしている方も読んでみてはどうでしょうか。


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