'08 マツダ 風籟
マツダ 風籟(フーライ)は
現行の魂動デザインの一つ前のデザインテーマ、
流(ナガレ)デザインの末期に
マツダUSAから発表されたコンセプトカーです。
マツダ 風籟 リミテッドエディション 1/43 スパーク製
魂動デザインが肉食動物の躍動を
モチーフにしているのに対して、
流デザインは気流や波紋などの自然を
モチーフにされています。
発表より2シーズン前にマツダが
アメリカンルマンシリーズ(ALMS P2クラス)で
採用したクラージュC65シャシーが与えられた為、
単なるモックアップではなく
プロトタイプレーシングカー風の
外見を裏切らない実走が可能でした。
エンジンは
3ローターロータリーエンジンのR20Bを搭載して
環境配慮したエタノール燃料で450馬力を発揮。
発表当時は次期RX-7のデザインのヒントは
風籟にあるようなことが言われていましたが、
結局は何の音沙汰もなく、流デザインは終了し
今に至っています。
2008年の発表後、
そのデザインで注目を集めた風籟でしたが、
2013年に英自動車番組トップギアに
貸出中に炎上事故という
ショッキングな出来事が発表され、
不幸にも再注目をされました。
続報では2013年に発表された事故は
なんと2008年に起こしていたことが明らかに。
ワンオフの貴重なレーシングカーが
事故で失われてしまうのはよく聞く話ですが
風籟はあまりにも短い命でした。
(トップギアHPより)
個人的には流デザインは
少々アクが強すぎて私は苦手なのですが
風籟は良い按配でまとまっていて大好きです。
それだけに事故で失われてしまったのは
本当に残念ですね……
ミニカー自体は
実車の塗装とステッカーが再現されたものと
ミニカーオリジナル仕様として
ロードバージョン風のガンメタ塗装、
テストカー風のマットブラック塗装の3種類。
私の所持しているものは
マットブラック塗装のものになります。
やはり、モーターショーに出展されていた
実車の仕様のミニカーが欲しかったのですが
人気が高く入手が出来なかったのを覚えています。
今回、BLOGに上げるにあたって
オークション等で出回っているかどうか
再度確認してみたのですが
履歴を見ても出品が少ない上にプレミア価格が
ついているようでした。
縁があれば是非、手元に置きたいモデルなのですが
当面の入手は諦めざる得ないようです。
ある意味、テーマが似通っている
コンセプトカーの風籟とLM55は
ミニカーで並べるとマツダのデザインテーマの
変革が見える面白い組み合わせです。